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オリジナル問診票を高校生ら作成 医師に症状伝えやすく

[2018.2.9]

 地域の医療や介護を考える岩手県久慈市民のプロジェクトチームが、医療機関で受診する際に症状などを医師に伝えるオリジナルの問診票を作成した。高校生らが市民目線で分かりやすい表現にしている。9日にあるシンポジウムで成果を公表し、市民らに配るという

 

 久慈市地域包括支援センターが昨年12月に始めた「医療と介護のデザインプロジェクト」。地域の医療や介護の現状を理解し、課題解決の手立てを考えてもらうのが狙い。参加したのは高校生から70代まで約30人で、今年1月まで4回にわたり話し合った。

 初回は、医師や介護従事者が不足し高齢化が進む現状を学び、地域の課題について話し合った。医療機関にかかった際に自分の状態を医師に正確に説明するのが難しかったという体験談をきっかけに、オリジナルの問診票を作ることを目標に掲げた。

 まずは市内の医療機関の問診票を集めた。プロジェクトに加わった県立久慈病院診療情報管理・地域医療科長の細谷地昭医師のサポートを受け、病院などを訪ねて提供してもらった。

 問診票の記載項目は医療機関によって異なり、分かりにくい記述もあった。メンバーからは「体調を示すのに5段階評価にすれば一目でわかる」「アレルギー症状の項目が必要なのでは」「保険証など持参品のチェック表があれば忘れ物を防げる」などさまざまなアイデアが出た。

 最終的に完成した問診票は「どうしましたカード~私と医療をつなぐメモ~」とタイトルが付けられた。

 市地域包括支援センターの根井明美係長は「高齢化が進み、医療や介護の人材不足状態が続くなかで、自分たちは何ができるかを考えるきっかけになったと思う。高校生も積極的に参加し、大人と対等に意見を交わしていた。今後も取り組みを続けたい」と話す。

 

 プロジェクトの成果は「医療と介護を市民と共に考えるシンポジウム」で報告する。9日午後6時から久慈グランドホテルで。久慈病院長の吉田徹医師が「久慈病院の現状」と題して講演するほか、医療、介護関係者によるパネルディスカッションも。参加費は無料。

 


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