専門医の医師の求人/募集/転職学会ニュース一覧 > 日本糖尿病学会からのお知らせ「遠心処理後に測定するHbA1c測定法での採血管の取扱い」に関して

学会ニュース

日本糖尿病学会からのお知らせ「遠心処理後に測定するHbA1c測定法での採血管の取扱い」に関して

[2021.7.19]

日本糖尿病学会から「遠心処理後に測定するHbA1c測定法での採血管の取扱(EDTA入り採血管推奨)」に関して発表がありました。

 

 

遠心処理後に測定する HbA1c 測定法での採血管の取扱い(EDTA 入り採血管推奨)について

HbA1c の測定法は、全血試料をそのまま用いる測定法(HPLC 法、アフィニティ法、免疫阻害法、

免疫法の一部および酵素法の一部)と、一度採血管を遠心し、その赤血球層を 用いる測定法(HPLC 法の一部、免疫法の一部および酵素法の一部)があります。

後者の採血管を遠心しその赤血球層を用いる測定法の場合、全血の検体を長時間冷蔵保存し、

搬送した場合に、赤血球が溶血し HbA1c が低値になることが報告されました。

これは 老化した赤血球ほど溶血しやすいためと考えられます。従って、HbA1c の測定を外部の検査機関に委託する場合など、全血の検体を冷蔵、運搬、保存し、赤血球層で HbA1c を測定 する場合は、

溶血の影響を受けにくい EDTA 採血管を使用することを推奨します。

また、 血糖検査用のNaF 入り採血管の使用は望ましくありません。

なお、全血試料をそのまま用いる測定法では採血管による差はほとんどなく、この限りでは ありません。

医療従事者の皆様におかれましては、HbA1c 測定に際し本連絡に沿った対応をお願いいた します。

文献 糖尿病 64(5):336~339, 2021

                                                                       2021 年 7 月 15 日                                                                                                                            日本糖尿病学会                                                                                                                         理事長 植木浩二郎                                                               糖尿病関連検査の標準化に関する委員会

                                            委員長 西尾善彦                                          日本臨床検査医学会                                             理事長 村上正巳                                                              日本臨床化学会                                                                                                                           理事長 三井田孝

imaged from日本糖尿病学会

新着学会ニュース
“健民アプリ”で歩数や食事を記録 禁煙サポートも

[2024.9.5]

全文見る

“健民アプリ”で歩数や食事を記録 禁煙サポートも

 福島県は、健康づくりを習慣化するスマートフォンのアプリ「ふくしま健民アプリ」(健民アプリ)を活用したキャンペーン「ふくしま測って健康チャレンジ」を実施する。 …

日本内科学会からのお知らせ「2024年度セルフトレーニング問題の申し込み期間延長」に関して

[2024.9.3]

全文見る

日本内科学会からのお知らせ「2024年度セルフトレーニング問題の申し込み期間延長」に関して

日本内科学会が「2024年度セルフトレーニング問題の申し込み期間延長」に関して発表した。  セルフトレーニング問題の申し込み期間は8月31日(土)までとなっております…

着床前診断、新ルールで58例の実施を承認 目のがんも初認定

[2024.8.30]

全文見る

着床前診断、新ルールで58例の実施を承認 目のがんも初認定

 受精卵の段階で遺伝性の病気の有無を調べる着床前診断について、日本産科婦人科学会(日産婦)は28日、2023年に審査した72例のうち58例の実施を承認したと発…

日本産科婦人科学会からのお知らせ「重篤な遺伝性疾患を対象とした着床前遺伝学的検査(PGT-M) 2023 年 症例審査結果の報告」に関して

[2024.8.29]

全文見る

日本産科婦人科学会からのお知らせ「重篤な遺伝性疾患を対象とした着床前遺伝学的検査(PGT-M) 2023 年 症例審査結果の報告」に関して

日本産科婦人科学会が「重篤な遺伝性疾患を対象とした着床前遺伝学的検査(PGT-M) 2023 年 症例審査結果の報告」に関して発表した。    日本産科婦人科学会は、P…

厚労省概算要求 過去最大34兆円

[2024.8.28]

全文見る

厚労省概算要求 過去最大34兆円

 28日、厚生労働省は2025年度予算の概算要求を公表した。 一般会計の要求額は34兆2763億円と24年度当初予算より1.4%(4574億円)増え、要求段階では過去最大となる。医…

記事一覧はこちら

専門医資格を最大限に生かした転職なら専門医局 専門医資格を最大限に生かした転職なら専門医局

専門医資格を最大限に生かした転職なら専門医局

「日本糖尿病学会からのお知らせ「遠心処理後に測定するHbA1c測定法での採血管の取扱い」に関して」(2021年7月19日)に関する記事です。
専門医局では各学会の最新情報を提供しています。
その他の学会のニュース一覧もご覧いただけます。
更に詳しい情報をお求めの際は各学会へ直接お問い合わせください。
また専門医局では専門医の資格取得方法や専門医資格の取得できる研修施設も紹介しています。

専門医資格を最大限に生かした転職なら専門医局

専門医転職事例
消化病専門医 男性(40歳) 消化病専門医 男性(40歳)
希望にかなり近い職場で、積極的にやらせていただ...
内科系専門医(女性) 内科系専門医(女性)
ご入職時は、院内で他の診療科の増設や、病棟編成...
総合内科専門医 男性 36歳 総合内科専門医 男性 36歳
透析医療の立ち上げに関わることができ、自分の力...
消化器専門医 男性 38歳 消化器専門医 男性 38歳
入職前にコンサルタントさんからトライアルを薦め...

その他の転職事例はこちら

専門医のFacebook 医療機関の方々へご案内

SSL
個人情報を扱うページではSSL通信で
安全性を確保しています。

ページトップへ