専門医の医師の求人/募集/転職学会ニュース一覧 > 「非アルコール性脂肪肝炎」など肝臓病2種に新たな病名へ

学会ニュース

「非アルコール性脂肪肝炎」など肝臓病2種に新たな病名へ

[2024.8.23]

 あまり飲酒をしない人にも起こる肝炎「非アルコール性脂肪肝炎( NASHナッシュ )」など二つの肝臓の病気について、日本消化器病学会と日本肝臓学会は22日、新たな病名を発表した。

 

 NASHはアルコールやウイルス以外の原因によって肝臓が炎症を起こす病気で、国内に患者は約200万人いると推計される。NASHとその前段階の脂肪肝を合わせた病気は「非アルコール性脂肪性肝疾患( NAFLDナッフルディー )」と呼ばれていた。

 

 元の英語名に含まれる単語「アルコホリック」と「ファティ」が、それぞれ「飲んだくれ」「太っちょ」を意味して差別的だとして、昨年6月、欧州肝臓学会が病名を変更。日本語での名称が議論されてきた。

 

 新名称は、NASHの大部分が「代謝機能障害関連脂肪肝炎( MASHマッシュ )」、NAFLDは同様に「代謝機能障害関連脂肪性肝疾患( MASLDマッスルディー )」となり、心血管疾患のリスクが高いという。体内で栄養素などを合成・分解する「代謝」の異常に関する病気であることを明確にした。

 

 日本消化器病学会理事長の持田 智さとし ・埼玉医科大教授(肝臓内科)は「やや長くてなじみにくいかもしれないが、正確な日本語訳とした。市民公開講座などで取り上げて『代謝』の用語を定着させたい」と話す。

 


新着学会ニュース
自宅で可能な負担軽い腹膜透析 高齢化で再評価の動き

[2025.5.13]

全文見る

自宅で可能な負担軽い腹膜透析 高齢化で再評価の動き

 尿をつくる腎臓には、血液から老廃物を取り除き、体の水分量を調節する働きがある。その働きが悪化した慢性腎臓病の人は、国内に約1500万人いるとされている。腎臓に代…

日本放射線技術学会からのお知らせ「第300回東京支部技術フォーラム」に関して

[2025.5.8]

全文見る

日本放射線技術学会からのお知らせ「第300回東京支部技術フォーラム」に関して

日本放射線技術学会が「第300回東京支部技術フォーラム」に関して発表した。    この度,第300回東京支部技術フォーラム(核医学技術研究班主催)を下記のとおり…

動物実験削減へ 米国立衛生研究所が代替技術の開発推進

[2025.5.7]

全文見る

動物実験削減へ 米国立衛生研究所が代替技術の開発推進

 29日、世界最大級の生命科学研究機関で大学などへの研究資金配分も行う米国立衛生研究所(NIH)は、研究での動物の使用を減らし、より効果的に人間向け医療技術の開発に…

日本がん治療学会からのお知らせ「「第1回がんちスタジオWebinar」(メディカルノート×日本癌治療学会連携)のオンラインウェビナーを配信のお知らせ」に関して

[2025.5.1]

全文見る

日本がん治療学会からのお知らせ「「第1回がんちスタジオWebinar」(メディカルノート×日本癌治療学会連携)のオンラインウェビナーを配信のお知らせ」に関して

日本がん治療学会が「「第1回がんちスタジオWebinar」(メディカルノート×日本癌治療学会連携)のオンラインウェビナーを配信のお知らせ」に関して発表した。  …

生活習慣病は熱中症を重症化?入院リスクが2~5倍に

[2025.4.30]

全文見る

生活習慣病は熱中症を重症化?入院リスクが2~5倍に

   生活習慣病を抱える人は、そうでない人と比べて熱中症で入院するリスクが2~5倍高まるかもしれない。国内大手・住友生命保険が4月に発表した「熱中症白書」で、…

記事一覧はこちら

専門医資格を最大限に生かした転職なら専門医局 専門医資格を最大限に生かした転職なら専門医局

専門医資格を最大限に生かした転職なら専門医局

「「非アルコール性脂肪肝炎」など肝臓病2種に新たな病名へ」(2024年8月23日)に関する記事です。
専門医局では各学会の最新情報を提供しています。
その他の学会のニュース一覧もご覧いただけます。
更に詳しい情報をお求めの際は各学会へ直接お問い合わせください。
また専門医局では専門医の資格取得方法や専門医資格の取得できる研修施設も紹介しています。

専門医資格を最大限に生かした転職なら専門医局
ページトップへ