専門医の医師の求人/募集/転職学会ニュース一覧 > 健康な女性の「卵子凍結」増加 自治体や企業の助成が後押しで体外受精行う医療機関の3割で実施

学会ニュース

健康な女性の「卵子凍結」増加 自治体や企業の助成が後押しで体外受精行う医療機関の3割で実施

[2024.5.14]

 将来の妊娠・出産に備えて健康な女性が卵子を保存しておく「卵子凍結」について、読売新聞が体外受精を行う医療機関を対象に調査したところ、3割が「実施している」と回答した。

このうち半数近くが2020年以降に開始しており、自治体や企業による費用助成制度などで関心や需要が高まり、実施施設が増加したことがうかがえる。

 

 すぐに妊娠・出産する予定がない女性が、卵子の老化で妊娠しにくくなることを懸念し行う卵子凍結は、「社会的適応」の卵子凍結と呼ばれる。

放射線や抗がん剤のがん治療で妊娠できなくなる恐れがある人などが行う「医学的適応」の卵子凍結とは区別され、いずれも公的医療保険は適用されない。

 

 読売新聞は、体外受精の実施施設として日本産科婦人科学会に登録された617施設に、1月時点の状況を尋ねた。卵子凍結については、188施設から回答を得た。

社会的適応の卵子凍結を行っていたのは60施設(32%)、医学的適応のみを行っていたのは57施設(30%)だった。いずれも行っていなかったのは71施設(38%)。

 社会的適応の卵子凍結を行っている施設での開始年は、半数近い29施設が20年以降で、最多は21年と23年の各10施設だった。これまでの累計で、凍結は計8168件、使用されたのは857件、出産に至ったのは95件だった。

 


新着学会ニュース
のどの画像からインフル判定や内視鏡画像からがん発見 厚労省が「AI医療機器」開発の新興企業を支援

[2025.5.22]

全文見る

のどの画像からインフル判定や内視鏡画像からがん発見 厚労省が「AI医療機器」開発の新興企業を支援

 厚生労働省はAI(人工知能)などデジタル技術を活用した「プログラム医療機器( SaMDサムディー )」開発を目指す新興企業への支援を強化するという。…

日本医学会からのお知らせ「2025年度「日本医師会医学賞」ならびに「日本医師会医学研究奨励賞」候補の推薦について」

[2025.5.20]

全文見る

日本医学会からのお知らせ「2025年度「日本医師会医学賞」ならびに「日本医師会医学研究奨励賞」候補の推薦について」

日本医学会が「2025年度「日本医師会医学賞」ならびに「日本医師会医学研究奨励賞」候補の推薦について」発表した。   公示:2025年度「日本医師会医学賞」な…

自宅で可能な負担軽い腹膜透析 高齢化で再評価の動き

[2025.5.13]

全文見る

自宅で可能な負担軽い腹膜透析 高齢化で再評価の動き

 尿をつくる腎臓には、血液から老廃物を取り除き、体の水分量を調節する働きがある。その働きが悪化した慢性腎臓病の人は、国内に約1500万人いるとされている。腎臓に代…

日本放射線技術学会からのお知らせ「第300回東京支部技術フォーラム」に関して

[2025.5.8]

全文見る

日本放射線技術学会からのお知らせ「第300回東京支部技術フォーラム」に関して

日本放射線技術学会が「第300回東京支部技術フォーラム」に関して発表した。    この度,第300回東京支部技術フォーラム(核医学技術研究班主催)を下記のとおり…

動物実験削減へ 米国立衛生研究所が代替技術の開発推進

[2025.5.7]

全文見る

動物実験削減へ 米国立衛生研究所が代替技術の開発推進

 29日、世界最大級の生命科学研究機関で大学などへの研究資金配分も行う米国立衛生研究所(NIH)は、研究での動物の使用を減らし、より効果的に人間向け医療技術の開発に…

記事一覧はこちら

専門医資格を最大限に生かした転職なら専門医局 専門医資格を最大限に生かした転職なら専門医局

専門医資格を最大限に生かした転職なら専門医局

「健康な女性の「卵子凍結」増加 自治体や企業の助成が後押しで体外受精行う医療機関の3割で実施」(2024年5月14日)に関する記事です。
専門医局では各学会の最新情報を提供しています。
その他の学会のニュース一覧もご覧いただけます。
更に詳しい情報をお求めの際は各学会へ直接お問い合わせください。
また専門医局では専門医の資格取得方法や専門医資格の取得できる研修施設も紹介しています。

専門医資格を最大限に生かした転職なら専門医局
ページトップへ