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学会ニュース

過疎地域守る医療、人材育成へ オンライン診療を学ぶ車両導入

[2025.4.24]

 岐阜医療科学大(関市)は、過疎地域の医療課題に応えられる人材を育成しようと、オンライン診療ができるサービス「医療MaaS(マース)」に対応した教育用の車両1台を導入した。同様の車両の導入は東海地方の大学で初めてだという。

教育プログラムを実施し、学生がオンライン診療を学ぶ。災害時の貸し出しや、過疎地域の医療での活用も検討している。

 

 県内では医療機関の減少などによって中山間地域を中心に、診療所や病院への移動が困難な高齢者への対応が課題になっている。オンライン診療は患者や医師の移動を大幅に減らせることから、今後、需要が高まっていくとみられている。

 こうした状況の中、同大は教育用の車両を導入することで、即戦力となる医療人材の育成を目指す。車両には診察室、心電図や超音波検査といった機器とともに、通信機器を搭載しているためオンライン診療に対応できる。

 車両を活用した教育プログラムは6月から開始される。同大には関キャンパスと可児キャンパス(可児市)があり、臨床検査学科、放射線技術学科、看護学科、薬学科、助産学専攻科で医療現場に求められる人材を育成しているが、教育プログラムの対象は全学科の学生。学生たちが患者宅への派遣を想定した車両と医療機関とみなした教室をつないでオンライン診療を体験し、学びを深めていく。

 

 災害時の車両の貸し出しに加え、将来的に県医師会や自治体、医療機関と連携し、実際に過疎地域の医療で活用することも検討する。ほかに健康関連イベントにも参加させていく考え。

 山岡一清学長は「車両を活用し、地域に寄り添う実践的な学びを通じて、学生の成長と地域医療に貢献する。さらに自治体や関係機関などと連携しながら、多様な場面での車両の活用を進めたい」と話す。

 

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