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薬物依存症克服 家族会が横浜でセミナー
[2024.2.14]
「信頼関係が大切」「背景にある生きづらさに目を向けないといけない」。薬物依存症のリハビリに取り組む当事者やその家族らが、依存症の克服に向けて話し合うセミナーが11日に横浜市港北区であった。 登壇者はそれぞれの経験を通して感じたことや知ったことについて、意見を交わした。 主催したのは、薬物依存症者の家族などでつくるNPO法人「横浜ひまわり家族会」。会は1996年に発足し、家族同士の集まりや、依存症に関する誤解や偏見を解消するためのセミナーの開催などを行ってきた。 この日のセミナーでは、10年以上前から民間施設でリハビリに取り組む男性が自身の経験を紹介。「今は家族や友人など、薬物で失ったものを施設の仲間たちが取り戻してくれている」と述べ、依存症の克服には人とのつながりが重要だと強調した。 依存症の息子を持つ母親も登壇した他、長年依存症の治療などに携わってきた埼玉県立精神医療センターの副病院長で精神科医の成瀬暢也さんも講演。 薬物依存の背景には「孤独感や生きづらさ」などがあると指摘したうえで、「依存への正しい理解を持ち、当事者と対等な信頼関係を築いていくことが大切だ」と語った。 若年層で目立つ大麻使用や市販薬の過剰摂取(オーバードーズ)については、「手を差し伸べてもらえないという孤独感があり、SNS(ネット交流サービス)の情報を信用してしまっている。彼らの生きづらさに目を向け、手を差し伸べていかなければならない」と訴えた。
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