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新規の救命救急センター、知事「指定は必要」と述べるも医療審議会は了承せず

[2024.1.11]

 鹿児島県が新規指定をめざす県内4件目の救命救急センターについて、県医療審議会で議論が紛糾していることを受け、塩田康一知事は「県民の命に関わる話で早急な対応が求められる。指定要件を満たす以上は指定が必要だ」との認識を示し、4日の会見で記者の質問に答えた。

 

 センターは、脳卒中や心筋梗塞など重篤な患者に24時間体制で対応する3次救急医療機関。指定の権限は知事にあるが、審議会に諮問して意見を聴く必要がある。

 県は昨年12月、鹿児島市の米盛病院の指定案を審議会(会長・池田琢哉県医師会長)に諮問したが、医療関係者の委員を中心に反対が続出。「霧島や大隅にこそ必要」「本当に救命業務を担える病院なのか」などの指摘が相次ぎ、池田会長も閉会後の取材に「継続審議を求めたい」とコメントした。答申はまだ県側に提出されていない。

 塩田知事は会見で「(整備状況は)全国平均と比べてかなり低い。整備は非常に重要」と述べ、同病院が指定要件を満たしていると説明。「色んな意見があったと思うが、要件を満たす以上はやはり指定の必要がある」との考えを示し、「他地域も含め、県内の機能向上はできるだけ急ぎ対応したい」と述べた。

 

 県内のセンターは鹿児島大学病院(鹿児島市)、鹿児島市立病院、県立大島病院(奄美市)があるが、人口100万人当たりの設置数は1・9カ所で、全国41位にとどまっている。

新たな指定が実現すれば、中位程度に改善される。

 

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