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神経内科専門医の収入/転職情報
神経内科専門医の年収
神経内科は急性期から慢性期、回復期リハビリテーションまで幅広くその医師としての存在が求められる専門科のひとつであるため、一括りに定義することが難しい科です。よく見られる神経内科での求人募集として年俸1,200~2,000万円程度(年次・スキルに寄る)が多いと言えそうです。
二次救急以上の医療を受け持つ急性期病院では、脳神経外科の医師とも連携し脳血管障害に対して血管溶解剤(r-tpa)投与をはじめとした救急治療を担い、慢性期的な病棟では認知症、パーキンソン病、神経難病の方々の治療に携わります。また近年では回復期リハビリテーションでの脳疾患の治療後の患者へのリハビリ指導と多岐にわたります。これらの提供する医療の内容が多彩なことに加え、地域の医療事情やそれぞれの勤務内容といった変動要因が加わると算定がますます複雑になる傾向がありそうです。別の見方をすれば、二次救急以上の急性期病院でオンコール・当直などもこなしつつ、多忙であっても神経内科専門医としてのキャリアを積み、またそれに見合った年収を求めることも可能といえるでしょう。他方、病院によっては神経内科を担当する常勤医として程よい勤務内容を求めたり、長期的な入院の多い療養型病院では9時~17時勤務でオンコールはほとんどなく、当直なしといった環境でプライベートとのバランスの取り易い勤務も可能など自由度の高い選択枝があります。
神経内科専門医の転職
また転職サーチを通して見えてくるものは、たとえば200床以上で救急受け入れが非常に多い総合病院だからといってそこでは必ずしもその病院の神経内科医師が急性期治療を行っている訳ではないということです。理由はケースバイケースと思われますが、脳神経外科医師または専門医の先生方がアクティブではない。もしくは常勤医師1名である。神経内科医師は複数名が在籍しているが、どちらかと言えば神経難病などを主体として診療しており、脳神経外科が稼働していても急性期治療を行っていない等です。今後もこのような病院は7対1看護配置を維持しつつ、ハードも整え急性期化していくことを目的をしているという意味では方向性は同じと考えてよいと思われます。ホームページ上などでもわかるように、各病院の外見的な状況は似通ってはいても、神経内科での医師募集はその病院ごとに異なると考えた方が良さそうです。在籍中の神経内科医師、またそれに関係する各科の医師の在籍状況や、求人募集の動機の確認はやはり大切と言えるでしょう。
◆脳疾患治療後の対応をより重要視するようになった回復期リハビリテーション
回復期リハビリテーション病棟の仕組みが2000年につくられて以来、元々ある既存の病棟からの転換によって回復期リハビリ病棟や、回復期リハの専門病院も増えました。厚労省は廃用症候群や大腿部骨折のほか、特に脳卒中などの脳血管疾患後の回復期リハビリテーションを強化し、より効果のあるリハビリを提供し、在院日数を疾患別に包括化することで医療費削減を積極的にすすめています。この領域への神経内科専門医、脳神経外科専門医(脳神経内科的な)の需要や、医師の求人募集は当面は高止まりし続ける可能性は高いと言えそうです。また神経内科専門医だけでなくリハビリテーション科専門医のダブルライセンスをもつ医師もあり、整形外科専門医、リハビリテーション科専門医の求人募集の需要も同じ状況と考えてよいかもしれません。
◆神経内科医師の非常勤・アルバイト
神経内科の専門外来は基本的には常勤神経内科医が対応していることが多く、非常勤・アルバイトの求人募集は他科同様にあまり多くみかける求人募集ではないかもしれませんが、中には神経内科専門医が病院に来院する不定主訴を訴える患者一人ひとりに時間をかけてじっくりと向き合う診療を行うことで、そのほかの内科外来ブースをスムースに稼働させる役割を担っているケースもあるようです。これも脳、脊椎、神経、筋肉の病疾患をあつかい、しびれやめまい、歩きにくい、ふらつく、ひきつけ、しゃべりにくい、ものが二重にみえる、頭痛、ものわすれ、意識障害といった症状から神経内科だけでなく、脳神経外科、整形外科、精神科などの疾患も見極める対応範囲のひろい神経内科ならではの専門外来といえるかもしれません。
関連する主な専門医
脳卒中専門医
てんかん専門医
リハビリテーション科専門医
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[2025.2.5]
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[2023.12.14]
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