専門医の医師の求人/募集/転職学会ニュース一覧 > 腎臓病治療の免疫抑制剤、副作用のメカニズムを解明

学会ニュース

腎臓病治療の免疫抑制剤、副作用のメカニズムを解明

[2025.6.16]

 腎臓病の治療薬として使われるようになった新しい免疫抑制剤の副作用が発症するメカニズムをマウス実験で見つけたと、徳島大の研究チームが米腎臓学会誌で発表した。今後、この薬剤が使える病気が拡大する可能性があり、副作用を予防する手法の確立につながると期待される。

 この免疫抑制剤はボクロスポリン(商品名ルプキネス)。自己免疫性疾患の一種、全身性エリテマトーデス(SLE)に伴い発症するループス腎炎の治療薬として、日本では2024年9月に承認された。

 

ただし一部の患者では副作用で急性腎障害が起こり、人工透析が必要になるケースが知られている。詳しいメカニズムは不明だった。

 チームは、ボクロスポリンを投与し急性腎障害を起こしたマウスを遺伝子改変で作成。薬の作用により、腎臓の細胞内にある小器官の一つが目玉のような異常構造になることが分かった。この小器官の機能が著しく低下して障害が起きると考えられるという。

 

 ループス腎炎で急性腎障害を引き起こした実際の患者の腎臓細胞を観察したところ、マウスと同様に異常な小器官が確認できた。さらには、体内に存在する代謝酵素が著しく減っていることも見いだし、この酵素をあらかじめ補充しておくことで副作用を防げる可能性が示唆された。

 新薬のボクロスポリンは、臓器移植に伴う拒絶反応を抑えたり、慢性関節リウマチ、炎症性腸疾患の炎症を抑えたりすることを目的に、適用の拡大が期待される。

 

新着学会ニュース
手足口病 佐賀県で2週連続警報

[2026.6.18]

全文見る

手足口病 佐賀県で2週連続警報

 子供がかかりやすい「手足口病」の感染者数が増えているとして、佐賀県は先週に続き警報を発表している。    「手足口病」は子供がかかりやすい夏場の感染症で…

日本循環器学会からのお知らせ「マバカムテン適正使用に関するステートメント」のお知らせに関して

[2026.6.16]

全文見る

日本循環器学会からのお知らせ「マバカムテン適正使用に関するステートメント」のお知らせに関して

日本循環器学会が「マバカムテン適正使用に関するステートメント」に関して発表した。   閉塞性肥大型心筋症の新薬であるマバカムテンの適正使用に関するステート…

事故減少に「ストレッチ」 京都府警が高齢者講習に全国初の導入

[2026.6.11]

全文見る

事故減少に「ストレッチ」 京都府警が高齢者講習に全国初の導入

 高齢者の身体機能を維持して自動車を運転する際の事故を防ごうと、京都府警運転免許試験課がこのほど、府自動車運転免許試験場(京都市伏見区)で「命を守るためのドラ…

日本肝臓学会からのお知らせ「再生医療等の提供に関連した「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づく手続等について

[2026.6.9]

全文見る

日本肝臓学会からのお知らせ「再生医療等の提供に関連した「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づく手続等について

日本肝臓学会が「再生医療等の提供に関連した「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づく手続等について発表した。   &nb…

ADHDをアプリで治療 子供向けに国内初の発売

[2026.6.5]

全文見る

ADHDをアプリで治療 子供向けに国内初の発売

 塩野義製薬は、注意欠陥・多動性障害(ADHD)の子ども向けの治療用アプリ「エンデバーライド」を5日に発売する。スマートフォンやタブレット端末をゲーム感覚で操…

記事一覧はこちら

専門医資格を最大限に生かした転職なら専門医局 専門医資格を最大限に生かした転職なら専門医局

専門医資格を最大限に生かした転職なら専門医局

「腎臓病治療の免疫抑制剤、副作用のメカニズムを解明」(2025年6月16日)に関する記事です。
専門医局では各学会の最新情報を提供しています。
その他の学会のニュース一覧もご覧いただけます。
更に詳しい情報をお求めの際は各学会へ直接お問い合わせください。
また専門医局では専門医の資格取得方法や専門医資格の取得できる研修施設も紹介しています。

専門医資格を最大限に生かした転職なら専門医局
ページトップへ