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生活習慣病は熱中症を重症化?入院リスクが2~5倍に

[2025.4.30]

 

 生活習慣病を抱える人は、そうでない人と比べて熱中症で入院するリスクが2~5倍高まるかもしれない。国内大手・住友生命保険が4月に発表した「熱中症白書」で、健康状態によって熱中症になった時の重症度に差があるとの分析結果を示した。地球温暖化に伴う酷暑で熱中症リスクは高まり続けている。重症化する恐れがある条件とは。

 住友生命が健康保険組合の健康診断データなど約1000万人分の医療関連ビッグデータを扱う企業と共同で分析した。2023年と24年の2シーズンで、健診で把握した健康状態と熱中症との関連を調べた。

 

 

 薬の使用の有無を確認したところ、血圧を下げる薬を服用している人は3・5倍、糖尿病の薬の服用者は4・9倍、脂質異常症の薬の服用者は2・2倍、それぞれ服用していない人より熱中症による入院リスクが高かった。

 薬によって水分排出を促し脱水状態を引き起こしやすくなったり、動脈硬化により血液循環が悪くなって放熱効率の低下を招いたりすることなどが要因にあるとみられる。

 

このほか、就寝直前に夕食をとる・睡眠不足・喫煙習慣がある・20歳の時の体重から10キロ以上増加している。といった特徴や習慣のある人は熱中症で入院や点滴を必要とする割合が高い傾向にあった。睡眠不足は体温調節機能の低下を招き、喫煙も血液循環の悪化で放熱効率を下げる要因につながるという。

 23、24年は1898年の気象庁の統計開始以来、最も暑い夏となった。猛暑日や熱帯夜も増加傾向にあり、厚生労働省の人口動態統計では23年の熱中症による死亡者数は1651人に上った。

 

 白書では「高血圧、糖尿病、脂質異常症の既往歴が熱中症リスクを増加させる可能性がある。生活習慣の改善は熱中症予防においても重要だ」として、適度な運動や体質改善、徐々に身体を暑さに慣れさせることを推奨している。

 


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