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日本外科学会が学童期における家庭と仕事の両立の問題点に関するアンケート調査報告書を発表-女性外科医の職場復帰の現状-

[2012.1.26]

2012年1月18日、社団法人日本外科学会が学童期における家庭と仕事の両立の問題点に関するアンケート調査報告書を発表した。

 

Image from 日本外科学会

 

外科医になった女性医師の中に、育児と外科医勤務の両立の困難を感じ離職という選択肢を選ばなければならない女性外科医が少なからずいる。

 

職場復帰する際、子どもが乳幼児期の時には周りの理解や、院内保育24時間保育等の施設もあり、施設の恩恵を受けられるが、その後子どもが大きくなり、幼稚園や小学校に入園、入学するにつれ、途端に施設しか選択肢が少なくなってしまう。

 

• 外科医全体のワークライフバランスの改善と両立支援は表裏一体にあり、両立支援策に不平等感を感じないための施策として以下のものが上げられる。

①労働に対する正当な対価給付

②当直あけの休みあるいは代休

③当番制、チーム制の導入

④育児だけでなく、介護や自身の病気などにも使用可能な多様な勤務形態

⑤男性も育児休暇を取りやすく、などといった意見が多数あがった。

 

また外科学会は学童期における育児と外科医の両立の問題点と解決策の提言のため、外科学会会員に対するアンケートを実施した。 30代、40代、50代、3124名に対して、無記名でアンケートを実施し、439名(14.1%)の回答を得た。 回答者内訳は男性139名、女性300名。子供のいない外科医166名(38%) その結果によると、子供のいない外科医のうち75%には挙児希望があり、職場の理解(77%)、保育サービスの充実(75%)、家族の協力(72%)、さまざまな勤務形態(70%)があれば両立が可能となると考えている。 育児に主にかかわっている外科医の子供の約三分の一は放課後、学童保育で過ごしている。 学童保育の終了時間の約70%は5時~6時と保育園よりも早いところが多く、学童保育のあと、更に別の保育が必要となることもある。 また夏休みなどの休暇中の学童保育開始時間は8時(42%)、9時(46%)と遅く、外科医の勤務実態に即していない。 学童保育にほしい機能として①送迎サービス(97%)、②学習指導(83%)、ピアノなどの習い事の提供(58%)、夕食提供(50%)があがった。 学童期の育児と両立の困難な業務として①緊急呼び出し(56%)、②当直(50%)、③長時間勤務(44%)、④緊急手術(43%)があがった。子供が就学後も外科医が続けられると考えられるサポートとして①この病気や行事参加のための休暇が取得可能(45%)、②当直なし(34%)、③緊急呼び出しなし(33%)、④業務終了時間の配慮(32%)があがった。

 

(一部「学童期における家庭と仕事の両立の問題点に関するアンケート調査報告書」より引用)

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