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ドクターヘリ、7~9月全休見通し

[2026.6.2]

 兵庫県内の中山間地域をカバーするドクターヘリ2機が、整備士不足で7~9月は運休する見通しだという。運航する学校法人から県に伝えられたという。そのうち1機は鳥取県東部と京都府北部もカバーしている。1カ月を超えるまとまった期間の運休は初めて。

 ドクターヘリは、搬送中でも初期治療を始められ、道路事情に左右されず、山間部や離島の救急患者への対応も早い。

 県によると、2機は、パイロット養成や航空事業を手がける学校法人ヒラタ学園(堺市)が運航。県立加古川医療センター(加古川市)を基地病院とするドクターヘリは、兵庫県南部をカバーし、2025年度は411件を運航。公立豊岡病院(豊岡市)のドクターヘリは、兵庫県北部と鳥取県東部、京都府北部をカバーし、25年度は1160件を運航した。

 

 1日に県庁で開かれた緊急の連絡会議では、オンラインで参加した門間雄司・豊岡市長が「あってはならないことだ。ドクターヘリで地域住民の命が守られている」と発言。藤岡勇・朝来市長も「熱中症の時期と重なり、一刻を争う搬送が増える。影響を最小限にして欲しい」と訴えた。

 2機のドクターヘリは25年度も整備士不足で50日前後ずつ運休した。その間は、主にドクターカーや救急車で搬送したという。

 県によると、ドクターヘリにはパイロット1人、整備士1人が乗り込むルールがある。厚生労働省と協議の上、ルールを緩和してパイロット2人で運航できないか検討していく。ドクターヘリに同乗する整備士には5年の実務経験などが求められることも、すぐに整備士を確保できない理由になっているという。

 

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