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日本産科婦人科学会よりお知らせ「新生児の出血性疾患予防のためのビタミンK投与法)に関して

[2021.3.23]

日本産科婦人科学会より「新生児の出血性疾患予防のためのビタミンK投与法)に関して発表がありました。

 

 

 

新⽣児の出⾎性疾患予防のためのビタミン K 投与法について 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は⽇本産婦⼈科医会、⽇本産科婦⼈科学会の 活動に格別のご⾼配を賜り、厚くお礼申し上げます。 さて、この度、新⽣児のビタミン K ⽋乏性出⾎性疾患の予防のためのビタミン K 投与法について、 ⽇本⼩児科学会から新たな報告が出されたことを受け、会員の皆様に新⽣児へのビタミン K 投与法につ いて、また、⺟⼦⼿帳の便⾊カードを⽤いた肝胆道系疾患の早期発⾒についてご確認いただきたく、通知申し上げます。本報告の趣旨をご理解いただき、対応いただきますようによろしくお願い申し上げま す。

                      

                      記

報告の要旨

新⽣児はビタミン K ⽋乏性の出⾎性疾患を発症しやすいことから、ビタミン K2 シロップの投与が⾏わ れている。現在、産婦⼈科診療ガイドライン産科編 2020 では哺乳確⽴時、退院時、1 か⽉健診時に 3 回内 服させる⽅法(3 回法)が推奨されているが、⽣後 3 か⽉まで 1 週間毎に 13 回内服させる⽅法(3 か⽉ 法)を採⽤している施設もある。 ⽇本⼩児科学会の調査報告では、ビタミン K ⽋乏が原因と思われる頭蓋内出⾎を発症した 13 例のうち 11 例で胆道閉鎖症などの肝胆道系の基礎疾患が認められ、この 11 例では 3 回法の予防投与が⾏われていた (投与法不明およびその他が各 1 例であった)。⼀⽅、予防法として 3 か⽉法を採⽤した症例では、頭蓋内 出⾎を発症した症例はなく、3 か⽉法には肝胆道系の基礎疾患がある児のビタミン K ⽋乏性出⾎症の発症 を抑制する可能性が考えられた。このことから、ビタミン K ⽋乏性出⾎性疾患の発症予防のために 3 か⽉ 法の利⽤を検討する必要性が⽰唆された。また同時に、肝胆道系の基礎疾患の早期発⾒は重要であり、⺟⼦ ⼿帳の便⾊カードが活⽤できるように、退院前の⺟親に便⾊カードの利⽤法について⼗分に指導する必要が ある。 

 

更なる詳細につきましては学会HPをご参照願います。

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