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花粉症の最新治療  “世界初”の保険適用へ

[2020.2.21]

 日本気象協会の予測によると、今年のスギ花粉が飛び始める時期は全国的にみて早め。飛散量は関東地方から西は少なめで、北は例年並みか多め。

昨年12月、従来の治療をしても症状が改善しない重症の花粉症患者(12歳以上)に対し、画期的な薬ゾレア(オマリズマブ)が保険適用となった。ゾレアは「抗体療法」と呼ばれる治療法の一つで、これまでも気管支喘息やアトピー性皮膚炎などの治療では使われていたが、花粉症で認められたのは世界初となる。  

この治療は花粉症で起こるアレルギー反応の“肝”の部分を抑える。アレルギーの発症メカニズムの研究を専門とする日本医科大学耳鼻咽喉科学講座主任教授の大久保公裕さんによると、次のようなメカニズムで薬が効くという。  

 

 人間の体には、異物(たんぱく質)に対して抗体を作って対処する免疫システムが備わっている。  

花粉というアレルゲンが鼻や目の粘膜から体内に入ると、それを認識したB細胞がIgE抗体を作る。この抗体が肥満細胞とくっつくと、次に花粉が入ってきたときに感作(特定のアレルゲンに対して生じる過敏な反応)が起こり、ヒスタミンやロイコトリエンといったアレルギー症状の原因となる化学物質が分泌される。それが血管や神経を刺激し、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみといった症状が表れる。 「ゾレアは肥満細胞にIgE抗体がくっつく部分をブロックします。これにより肥満細胞からのヒスタミンやロイコトリエンの分泌を抑えます」(大久保さん)  

花粉症に悩む人には朗報だが、この治療を受けるにはハードルもある。  

まず、対象が従来の治療が効かない重症患者に限られる点。治療を受けるには血液検査でIgEの量を測る必要があり、注射薬なので2週間(あるいは4週間)に1回、受診しなければならない。抗ヒスタミン薬との併用が前提だ。 そして最大の問題は薬代。ゾレアは体内のIgEの量と体重によって投与量が決まる。1カ月にかかる薬代は、2週間に1回の投与で1万4023〜11万1576円(健康保険の1〜3割負担したときの値段)。

治療効果について、3年間治療を続けた人ではその後、治療をやめても一定期間、効果が持続するということや、再発しても治療を再開して1年ほど続ければ症状が出にくくなるということも、わかってきた。

 

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