「#IMG#」を挿入した場所に画像を表示します。指定がない場合は文頭に表示します。
重い遺伝性の病気を受精卵の段階で調べる「着床前診断(PGT―M)」を巡り、一定の治療や対処ができる病気の申請が広がっていく可能性がある。希望者は検査を受ける「自己決定権」を訴えるが、無制限の拡大には慎重な声もあり、ルール作りの難しさが課題になっている。
着床前診断(PGT―M)は、親の一つの遺伝子にある変異が子どもに遺伝し、病気の発症リスクが上がる「単一遺伝子疾患」を検査の対象にしている。
英国では遺伝性の乳がんを含め、難聴や若年発症の糖尿病など2000超の単一遺伝子疾患が対象。胚に関する規制を担う機関(HFEA)によると、技術やカウンセリングの質を確保するため、国が認めたクリニックで受けられる。公費負担もある。
初めは重篤な病気を対象にしていたが、2006年以降は遺伝性乳がんなど、成人後に発症し、予防や治療法があり、必ず発症するとは限らないケースでも認められるようになった。「遺伝的背景を持つ家系の苦しみを回避できる選択肢」(HFEA)を提示する意義があるとする。
#IMG#