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血圧を下げる薬を使っても効果が出ない高血圧患者のための新しい治療法が登場した。
「腎デナベーション」といい、3月から公的医療保険の対象となった。腎臓と脳をつなぐ神経の一部を焼き、血圧を上げようとする自律神経の働きを抑える。
高血圧を患う日本人は約4300万人いるとされるが、このうち血圧を良好な状態にコントロールできている人は27%しかいない。中には、治療をしていても、十分に血圧をコントロールできない難治性の人もいる。難治性患者は、10年以内に3割ほどが脳出血や心筋梗塞(こうそく)などを起こすことがわかっており、致命的な循環器の病気をいかに防ぐかが課題となっている。
腎臓は、体のミネラルバランスを整える臓器で、その働きは血圧に大きく関係する。脳から腎臓への情報伝達が活発になると、腎臓からホルモンなどが分泌され、血圧が上がる。また、腎臓から脳への情報は、全身の交感神経を活性化する。腎デナベーションは、この神経の連絡路の一部を遮断する。
具体的には、局所麻酔をして足の付け根の血管から治療用のカテーテルを入れ、腎臓と脳をつなぐ腎交感神経の一部を高エネルギーで焼く。
超音波と高周波を使う2種類の方法があり、それぞれ専用の医療機器の製造販売が、昨年承認された。
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